よくある質問
| もくじ ・アサザプロジェクトのこと ・なぜ、アサザをシンボルにしているんですか? ・アサザを植えると湖の水質が改善されるのですか? ・アサザの植付けはどのように行っているんですか? ・NPO法人アサザ基金のこと ・湖や流域のこと ・アサザ群落の分布について教えてください ・粗朶消波施設の設置について教えてください ・参加・協力に関して ・その他 |
アサザプロジェクトのこと
どのような活動をしているんですか?
「アサザプロジェクト」は、霞ヶ浦の流域の自然再生事業であると同時に、地域振興や地域ぐるみの環境学習プログラムとしても機能しています。子供たちと一緒に湖の自然再生や流域のまちづくり提案を行うほか、企業や研究機関、行政と共同で様々な事業を展開し、流域にひろがるビジネスモデルをつくっています。詳しくは以下のページをご覧ください。・小学校での出前授業(環境教育・まちづくり・学校ビオトープ)
・湖の自然再生事業
・企業と協働で水源地の保全(谷津田の再生)、無農薬のコメづくりと地酒ブランドづくり
・企業と協働で水源地の森林保全(間伐、植樹)
・地元漁業と農業との協働で、湖の外来魚の駆除と農産物ブランドづくり
・政策提言(逆水門柔軟運用・水位上昇管理の中止を求める提言)
・都市と農村の交流、地場産業の振興
どのような人が参加しているんですか?
アサザプロジェクトは、市民団体や学校、企業、農林水産業、研究機関、行政など様々な立場の人の協働で進められています。これまでに、のべ20万人の市民と、200をこえる小学校が参加しています。
→アサザプロジェクトにおけるNPOの役割のページへ
アサザプロジェクトの目標は何ですか?
100年後に野生復帰したトキが霞ヶ浦の湖面に舞う。そのような霞ヶ浦・北浦流域の自然と人間が共生する未来がアサザプロジェクトの夢であり、目標です。アサザプロジェクトでは、霞ヶ浦湖岸の再生から始まり、流域にある水源地などへ自然の連続性が広がっていくことで見られるようになる鳥を用いて100年計画図を描いています。
→アサザプロジェクトの100年計画が示す未来への展望のページへ
アサザってどんな植物なんですか?
アサザとは、ミツガシワ科アサザ属に属する多年性の水草(浮葉植物)で、水面に手のひらくらいの大きさのハート型の葉を浮かべます。夏から秋にかけて水面に黄色い花をつぎつぎに咲かせます。アサザは湖岸から沖に向かって水面の広い範囲に浮葉を広げるので、アサザの群落が波を和らげ、岸辺のヨシ原などの植生帯を守るはたらきがあります。かつては日本中の湖や沼でみられましたが、現在は水辺のコンクリート護岸、水質悪化の影響で、絶滅の恐れがあるといわれています。
→アサザのページへ
なぜ、アサザをシンボルにしているんですか?
アサザプロジェクトは、アサザをただ増やすことや、アサザで水質を浄化することを目的とした運動ではありません。アサザをプロジェクトのシンボルにした理由は以下のように多岐にわたります。
1.アサザとの出会いから始まったプロジェクトだからです。
2.自然の働きを活かした湖の再生を考えるきっかけを作ってくれたからです。
3.アサザの生態が湖の水位管理や護岸の問題を明らかにするからです。
4.人々が直接湖に関わるきっかけとして。
5.環境教育の導入として。
6.個別縦割り型の発想から抜け出せない研究者や専門家に発想の転換を促す。
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アサザを植えると湖の水質が改善されるのですか?
アサザプロジェクトは、アサザで水質浄化を行なう運動ではありません。このプロジェクトは、1995年に霞ヶ浦・北浦で絶滅に瀕している水草アサザを再生する取組みをきっかけに始まり、湖と流域を被う多様な取組みへと展開していきました。アサザの再生事業は、人々が湖の生態系の一員であるアサザが置かれている現状(絶滅のおそれがある状況)を知ることで、湖の環境を生物の視点で考え、環境の改善に向けた具体的な働きかけにつながる活動への入り口として位置付けています。したがって、この活動は元々アサザの保護だけを目的化した自己完結型の取り組みではありません。
アサザプロジェクトでは、アサザを植生帯(多様な在来水草によって構成)の一員として捉え、湖本来の植生帯の再生を目指して取組んでいます。したがって、湖の水質改善効果についても、植生帯とそこに生息する動物や微生物等を含む生態系をトータルに考えて、その水質浄化効果を期待しております。それゆえ、アサザという一種類の水草による水質浄化を期待して実施しているものではありません。
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アサザの植付けはどのように行っているんですか?
アサザ基金では、霞ヶ浦にあった元々の植生帯の中にアサザ咲く景観を取り戻すことを目標に取組んでいます。現在、絶滅の恐れのある霞ヶ浦のアサザ群落を保護することを目的に、もともとアサザが生育していた場所(34カ所・1996年)の内の9カ所(石田、根田、境島、古渡、鳩崎、永山、梶山、大船津、爪木)で植え付けによる群落の再生を行なっています。それらの再生に使うアサザ株は、流域の各小学校で系統保存されている株(それぞれ由来証明書を付けています)や、市民ボランティアや企業、団体などで保存していただいている株(各アサザの里親には、勝手にアサザを植えるなどの行為を行なわない旨の誓約書を書いてもらっています)を、使用しています。
それらの再生は、専門家による研究を活かしながら実施しています。近年(国交省が湖の生態系に影響がある水位上昇管理を実施以来)アサザが急激に減少し続けています。アサザの群落数は34カ所から2010年現在9カ所(根田、麻生、鳩崎、和田岬、境島、大島、爪木、梶山、大船津)に激減しており、このまま群落数を減らし続けることは、霞ヶ浦のアサザを絶滅に追い込むことにつながることから、研究者のデータを基にアサザの種子が自然状態で定着し群落を形成する可能性の高い場所(セーフサイト)から3カ所で群落再生を試みています。
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NPO法人アサザ基金のこと
いつから活動しているんですか?
アサザプロジェクトの立ち上げは1995年、1999年にNPO法人格を取得しました。→団体概要のページへ
アサザプロジェクト中ではどのような役割を担っているんですか?
アサザプロジェクトには、中心となる組織が存在しません。 中心にあるのは「協働の場」であり、緩やかなネットワークを通じて各主体が自らの目的を達成することで、環境保全が内部目的化される仕組みになっています。このような「協働の場」「マーケティングの場」において様々な主体をつないでコーディネートする役割を担っているのがアサザ基金です。→アサザプロジェクトにおけるNPOの役割のページへ
ネットワーク型社会の構築とはどういうですか?
社会が複雑化し同時に組織の機能が専門分化したことで、相互の関係性が見失われた結果、社会の課題を個別の技術や対策では解決できなくなりました。それは、環境に限らず、福祉などの他の政策についても言えます。個人を核とした現代社会では環境保全が人々の生き方や価値観と結び付かないかぎり、人々の主体的な行動を引き出すことは難しい。つまり、自分の生活の中で起きる様々な出来事を総合化し、人格をとおして統合しようとする意志を持つ個々人が核となったネットワークこそが、自然と共存する社会の基礎となるものであると考えます。今、湖沼の保全や再生をめざすわたし達に求められているのは、まさに人格が機能するネットワーク型社会の構築であると考えます。アサザプロジェクトが目標とする21世紀型社会は、総合化する主体を権力に頼らない、力にはよらない、中心に組織をもたないネットワーク型の社会であり、個々の人格が機能する社会です。
詳しくはネットワーク型社会の構築による湖沼保全のページをご覧ください。
市民型公共事業とは何ですか?
市民型公共事業は、ある事業の波及効果が広域ネットワークをとおして地域全体に、自然のネットワークと重なり合うように、既存の枠組みを越えて広がる公共事業であり、生活者の視点をもったNPOがコーディネーターとなって展開するものです。詳しくは市民型公共事業とはのページをご覧下さい。
何名くらいのスタッフが活動しているんですか?
現在常勤で働いているスタッフは12名です。→団体概要のページへ
今までの活動実績を教えてください。
1995年から現在まで、流域の様々な組織が連携して進める湖の自然再生事業を行っています。2004年からは、企業と連携協働で湖の水源地(谷津田)を再生し地酒をつくる事業を開始。2005年からは、地元漁業・農業と協働で湖の外来魚の駆除と農産物ブランドをつくる事業を行っています。詳しくは主な事業実績のページをご覧ください。
湖や流域のこと
霞ヶ浦・北浦の状況を教えてください。
霞ヶ浦は日本で2番目に大きな湖で、面積は220平方キロメートル、周囲は250キロメートルにも及びます。首都圏に位置する霞ヶ浦は、水質の汚濁や水源となる森林の減少、コンクリート護岸によって植生が失われてしまうという問題がおきています。また、最近では湖の水位を上げた管理が行われているため、植生帯が減少しています。→霞ヶ浦の問題とアサザプロジェクトの活動のページへ
アサザ群落の分布について教えてください
霞ヶ浦のアサザ群落は1994年と1996年では、湖全域の34カ所で確認されています(西廣ほか 2001, 応用生態工学)。地元の方々からはそれ以前には他の場所でも見たという話も聞いています。また、「霞ヶ浦の水生植物」の中でアサザは「霞ヶ浦では、ほぼ全湖に散発的に分布し、波浪の影響を受ける開水域にも大きな群落をつくる。特に西浦右岸下流の北利根川河口の大群落は、面積3haに及ぶ純群落で、夏秋の頃沖側から眺めると、ガマの群落を背景にして一面に黄色の花を開いた風景はなかなか美しく、見ごたえがある。」と記述されています(桜井義雄、国土交通省霞ヶ浦河川事務所(2004) 霞ヶ浦の水生植物―1972〜1993.変遷の記録, 信山社サイテック)。
しかし、一部にアサザは元々霞ヶ浦にはあまりなく、1994年頃に雨が少なく夏が暑い等の条件が重なったことでたまたまアサザの生育に合った条件が重なり、その結果一時的にアサザが多く見られただけであり(一時的な特殊な現象に過ぎない)、そのような一時的で特殊な現象を基にアサザを保護するというのはおかしいという意見(批判)があります。
わたしたちは、このような意見はアサザの生態を無視したものであり、科学的な根拠が示されず検証も行なわれていないため、憶測にすぎないものと考えます。
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粗朶消波施設の設置について教えてください
霞ヶ浦では1990年頃から石積みの大規模な消波堤が各地で設置され始めていました。この石積み消波堤は水域を分断し、水流を妨げ、ヘドロの堆積を促すなどの環境への影響が大きいため、私たちは危機感を強め、それらの設置を中止するように国交省(建設省)に再三申し入れてきました(申し入れ書等で中止を申し入れてきたのは私たちの市民団体だけです)。
しかし、石積み消波堤の設置がその後も継続されたため、波浪に対して治水上や住民からの強い要望等がありやむを得ない場合に代替案として、恒久的に水域を分断し透過性の無い石積み消波施設による決定的な破壊を回避することを目的に、将来撤去可能で透過性が高い粗朶消波施設の設置を行なうように国交省に提案をしてきました。
国交省では波浪対策として一部を粗朶消波施設にしましたが(大半の対策地域は石積み消波堤)、これらについてはアサザ基金が要望をして設置されたものではありません。アサザ基金は原則として波浪対策事業に反対を表明しています。さらに、これらの波浪対策事業に対しては事前調査と事後調査を行ない公表するように申し入れ書を再三国交省に提出しています。
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霞ヶ浦の水はどこから来るんですか?
大型の流入河川がない霞ヶ浦・北浦では、主な水源は流域に数多く分布する谷津田(やつだ)と呼ばれる場所です。谷津田とは、谷地にある田んぼのことで、流域には1000ヶ所以上あると言われています。谷津田は、水源地としてのみではなく、様々な生き物にとって重要な生息地となっています。
→谷津田の再生・保全のページへ
谷津田の現状を教えてください。
谷津田は霞ヶ浦・北浦の重要な水源地であるほか、野生生物にとっても重要な生息地ですが、現在は、高齢化や管理が大変なために耕作放棄が増え、荒れてしまっています。アサザプロジェクトでは、谷津田が本来持つ、水源としての役割、水質保全、生物多様性保全の機能を取り戻すために、企業や地域と協働で水源地保全の取り組みを行っています。
→谷津田の再生・保全のページへ
参加・協力に関して
活動に参加したいのですが、どうすればいいですか?
例えば以下のような方法があります。1.イベントに参加する
2.調査に参加する
3.ボランティア・スタッフとして参加する
4.会員になる
詳しくは参加・ご支援のページをご覧ください。
インターンやボランティアの受け入れは行なっているんですか?
各方面(企業・学校)より受け入れを行っています。詳しくはお問い合わせください。→ボランティア・スタッフとして参加するのページへ
会員になりたいのですが、どうすればいいですか?
「NPO法人アサザ基金」は会費や寄付金などで運営されています。会員になってご支援をいただければ幸いです。詳しくは会員になるのページをご覧ください。
会員になるとどんなことができますか?
会員の方には、アサザプロジェクトの情報や行事案内を定期的にお送りします。→会員になるのページへ
CSR活動の一環として支援したいです。
その他
出前授業を依頼したいです。
アサザプロジェクトでは、地域の自然や生き物をテーマとした様々な学習プログラムを提供しています。出前授業を希望される学校さんは、お電話にてご相談ください。詳しくは出前授業のページをご覧ください。
講演を依頼したいです。
視察に行きたいです。
アサザプロジェクトに関心をお寄せいただきありがとうございます。視察やヒアリングは随時受け付けておりますので、ご相談ください。→視察・ヒアリングのページへ










