世界平和に関するアサザ基金のメッセージ
生きものの道地球儀プロジェクト
〜霞ヶ浦・北浦流域からはじめよう〜
2004年4月19日
NPO法人 アサザ基金
代表理事 飯島 博
● はじめに ●

 国際社会は国家や民族、宗教の違いなどによる対立がやむことはありません。世界は、憎しみの連鎖に被われようとしています。戦争は、最大の自然破壊です。私たちは、もう一度人類の共通の基盤である地球の営みに目を向け、お互いの違いを乗り越え、結びつくことを提案しています。
 地球を被う営みのひとつに、野生生物の渡りや回遊があります。地球上には、渡り鳥など、生きものの道の壮大なネットワークが張り巡らされています。
 現在は対立している国や地域どおしも、実はこの生きものの道で結ばれていることを、子ども達や地域間の交流によって、再発見してもらい、日々の暮らしの大切さを理解しあうことで結びつき、平和な世界を築いていこうという運動が「生きものの道地球儀プロジェクト」です。
 この草の根の(中心のない)(政治やイデオロギーにはよらない)ネットワークが世界に広がり、地球の営みのネットワーク・生きものの道と重なったときに、人と自然との共生と世界平和が実現すると信じます。このネットワークを世界中に広げる主体は、国レベル国際レベルの組織ではなく、それぞれの個人やローカルな組織です。
 各地の地域コミュニティを単位とした「生きものの道」による地球大交流〜平和運動(ムーブメント)〜にあなたもぜひ参加してください。誰でも簡単に参加できます。

● 生きものの道で世界を結ぶ取り組み ●

1. まず、足元からははじめよう。
 私たちは、霞ヶ浦・北浦流域からはじめます。水を張りはじめた田んぼにムナグロが渡ってきます。生きものの道地球儀プロジェクトを、ムナグロの渡りからはじめます。

2. 命がけで渡る鳥たちの信頼に応えよう。
 フィリピン、沖縄からロシア・北極圏へと至る東アジアに沿ったムナグロ(チドリの仲間)の渡りの主要なルート上に霞ヶ浦・北浦流域(国内の大規模な中継地のひとつ)が位置しています。ムナグロは、中継地に渡ってきたときに体重を半分近く減らしてきます。そのため、ルート上の一つ一つの地域がかけがえのない場所なのです。

3. 暮らしを通して理解し合い、信頼で世界を結ぼう。
 私たちにとってかけがえのない暮らしを支える場所・地域について伝え合いましょう。その場所にいたムナグロの様子やあなたが日頃、暮らしの中で、自然環境や地域、社会、平和について考えていることを書き添えてください。

4. それぞれの地域のかけがえのなさを理解し合い、世界をつなげよう。
 生きものの道地球儀HPの立ち上げも準備しています。今年は沖縄や愛知、秋田にも参加を呼びかけます。今後、世界の小学校に参加を呼びかけていきます。