〜昔は身近だったオオヒシクイ 水辺や湿地の大切さを教えてくれます〜
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オオヒシクイ
わたしはガンの中でも、特に体が大きいといわれている鳥、オオヒシクイです。
空を列になって飛ぶ姿はかっこいいですよ!むかしから日本人は私たちの飛ぶ姿を眺めるのが大好きだったのです。
わたし達が子育てするロシアのタイガ地帯は、冬とても寒いので、より暖かい日本で冬を過ごします。えさで一番大好きなのはマコモという水草の根。名前の由来にもなっているヒシの実も大好物です。稲刈りの後に切り株から生える二番穂も食べます。体が大きいからたくさん食べなくちゃ。
私たちは毎年必ず同じ場所で冬を越します。
私たちはすごく用心深いのでいろんな水辺が必要です。眠るための静かで見通しの良い水面。えさを食べる水辺や田んぼ。危険が迫ったときに逃げるための湖のような広いところ。
でも最近は水辺が埋められたり、岸辺がコンクリートになったり、二番穂が田起こしで埋められてしまったりして、私たちガンが冬を越すための場所はとても減ってしまいました。そうすると、十分にえさが食べられないので、渡りに必要な体力がつけられません。
関東地方にはむかしは何万羽というガンが渡ってきましたが、今は霞ヶ浦の近くの江戸崎町にやってくる50羽のオオヒシクイが最後の群れになってしまいました。
わたし達がこれからも日本に渡って来れるように、わたし達の暮らしやすみかに使えるところが増えてくれると嬉しいです。
みなさんも探してみてくださいね。
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