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明治大学経営学部の皆さんから ※講義は11/24に行われました。 |
| 1 | 私はこれまでこれほど分析的かつ科学的に自然保護に取り組んでいるNPOを見たことがない。又、自然再生事業という事業を初めて聞いた。私は今までいくら企業や団体などが自然保護に努力しても、やはり地域レベル個人レベルで自然保護に取り組まなければ自然が改善することはないと思っていた。しかしここのアサザプロジェクトでは環境問題を非常に科学的に分析し、そして科学的に改善の仕方を探して、またそれを自分たちプロジェクトだけでなく地域住民にも取り組めるようにしている。 またその点で非常にすごいと思ったのは、地域と結びつけるために、小学校に目を付けたことだ。学校ならだいたい半径2kmにあり、また地域コミュニティーの拠点になっていることが多いということから、目をつけたこと。又、その他の社会システムや先の技術開発についても非常に細かく分析しており、納得できるものである。このアサザプロジェクトのNPO主導によって、もっと私たちも理解していけば自然も改善する日がくると思う |
| 2 | 飯島氏の考え方に共感を覚えました。環境問題とは個々がそれぞれに取り組んで解決できる問題ではなく、ひとつのプロジェクトとして全てが関連、協力して取り組むべきであり、個々間の伝達役としてのNPOという位置付けはまさにその通りだと思います。 また、温故知新ではないですが、江戸時代からの農書からヒントを得たというお話もとても面白く感じました。昔から培われてきた知恵と現代の融合というアプローチも、環境問題への対策のひとつになり得ると思います。 |
| 3 | 今回の講義で、NPO法人アサザ基金が主導する霞ヶ浦再生事業はとても素晴らしい活動であり、講義を受けて感心した。これからは社会全体が自然と向き合い、自然環境の保全と結びついたシステムを内部に浸透させなければならない。その中でアサザ基金をはじめとするNPOが主導する自然再生事業の重要性を実感し、霞ヶ浦の再生プロジェクトで流域の7万人を超える住民が参加した水草の植生帯の復元作業などは本当にすばらしいプロジェクトであると感銘した。その中で先生がおっしゃっていたプロジェクトを通して高齢者の方と小学校の総合学習で参加した子どもたちとの「ふれあい」もとても良いものである。「これが本当の福祉である」との先生の言葉はとても印象に残るものであった。 これまで環境のことを考えず破壊していた分、一度失われた自然環境を取り戻すために長期的に継続的な管理が求められる時代なのだと感じました。 |
| 4 | 今日のアサザ基金さんのお話は、NPOについて知識の乏しい私にも、とても興味深いものであり、とても勉強になりました。というのも、活動内容や形態が斬新で、かつ効率的だと感じたのです。プロジェクトに中心組織を置かずに、地域やネットワークと密に関わり、各主体の協働の場をコーディネートするNPOという定義にまず驚かされました。 また、小学校教育にも取り入れられ、民間企業の参加というのもネットワークの強さの証なのでしょう。こうした環境保全活動は、自ら行動に移す人もいるけれど、多くの人は何をすれば、またどこへ行けばいいのかわからない、また活動の存在すら知らないのが実態だと思います。そのような中でNPO団体は人を動かすきっかけ作りという大きな役目でもあると思います。 アサザ基金さんは明確な将来ビジョンとネットワークを持ち備え、また全ての活動を効率的に行っていることから、100年計画という長期スパンでの計画も期待できるのではないでしょうか? 本日のお話は行政との関わり、企業との関わり等、幅広い内容でとても面白かったです。NPO事業はイメージとして、おとなしい、元気がない感じがあったのですが、それを覆されるものでありました。 |
| 5 | 社会システムの再構築が求められ、社会の流動化が始まっている今、NPO主導のアサザプロジェクトの重要性を認識できました。プロジェクトは、雇用創出や一次産業振興にも効果があるということで、自然再生を目的とする事業が経済循環の視点を持つということは、次世代の成功の鍵となると思いました。 「市民型公共事業」は市民、企業、行政が一体となり協力的して、健全な水循環、生態系の物質循環を目指すもので、この形態が事業の実現化につながっていると思います。利害関係者の協働の場への参加は異なる組織間による環境保全、教育、人材育成、化学研究など、何重ものプラス要素が含まれていると思います。 アサザプロジェクトの長期計画として、100年後には野生のトキの再生を目指しているそうですが、近代化100年の中で絶滅に追い込まれたトキが再び舞う風景を見たいと思いました。 |
| 6 | 湖における管轄省や自治体の違いによる、ばらばらでまとまりのないプロジェクトになってしまう恐れを解消する役割を担ったNPOアサザ基金の活躍は大変すばらしいと思った。
講演の内容、活動の内容も、沢山の具体例をあげていただいたのでとてもわかりやすく楽しく拝聴できた。 「自分たちのやったことが湖に評価される」という言葉は印象的で素晴らしいと思った。 質問の中で「損してでもやりましょう、という提案はしない」という言葉は面白いと思う。これは、いわゆる純粋主義者のNPOとは異なる素晴らしい点だと思う。 |
| 7 | アサザ基金が主導する霞ヶ浦再生事業は、市民型公共事業に多大な影響を与えていると感じた。ネットワーク型、循環型の視点や各主体が環境保全を内部目的化するなどとは、今まで誰も思いつかなかったことであろう。「自然再生推進法」のモデルといわれるアサザプロジェクトは、自然再生事業の最先端である。100年計画を打ち出すなど、そのプロジェクトは壮大なビジョンであり、地域の人々に夢を与えている。その成果として流域住民の7万人を超える人々や170の小学校など多様な主体が参画しているわけであり、それはプロジェクトの実行側としては大変な喜びであると思う。 課題として消費者マインドの向上やNPOと企業の戦略共有というものがあるが、近年の消費者や企業の環境に対する意識や取り組みというものは非常に熱心なものがあると思うので、心配はないと思う。今後とも循環型社会の構築に協力し、人々の生活を第一に考えるNPOアサザ基金にはより上のレベルを目指して頑張ってほしいものだ。 |
| 8 | 1+1=2以上のものを生み出している ・・・ 本日の講演を受講し、まず最初にこう感じました。なぜならば霞ヶ浦を再生するという本来の目的に対する事業があらゆる事柄とリンクし、目的達成以上の結果を生み出すことができているからです。
たとえば小学生や一般市民による事業のお手伝い。これまで子供たちや一般市民にとって、このような事業に関してその存在は知っていたとしても、具体的に何をやっているかを知っている人はあまり多くなかったと思います。しかし、実際に自分たちの手でお手伝いすることにより、事業内容を知ることができるだけでなく、「私たちがこれを育てたんだ」と愛着がわくでしょう。物理的なものだけでなく、目には見えない心の温かさをも生み出すことができる事業だと思いました。 そしてもうひとつ。有限会社設立による雇用創出です。霞ヶ浦、そしてその周りの人々にも優しさを与える事業。これぞNPOのあるべき姿ではないかと思いました。 霞ヶ浦の中に入って移っている子供たちの姿が、霞ヶ浦や日本全国のあらゆる湖で、あたりまえの風景として見ることができることを目指せればと思います。 |
| 9 | 前回の授業で、子どものうちに自然に触れ合って育つことは、その後の人格形成に大きく影響することを学びました。自然と触れ合って、自然の中で育った子どもは人に優しく思いやりがあることが科学的にも実証されているそうです。アサザ基金の活動は、小学生が主役であるということで、その活動は霞ヶ浦の自然を本来の形に戻す事に加えて子ども自身の人格まで良い影響を与えていると思います。 小学校の総合学習と連携した活動や、その他行政や企業との連携を有効活用しながらの活動は、柔軟性をもつNPOならではだと思います。特に行政の場合、事業を始めるのにもその手続きや資金などスムーズではないので、その間に立っての活動は困難な部分も多いと思います。結果として「循環型事業」につながるインフレスパイラルのような流れができればよいと思います。 また私はサギで有名な新潟県の佐渡に何度か旅行で行ったことがありますが、美しい自然にとても感動しました。それでもすでに絶滅の危機にあるということで、とても残念ですが、今後このようにNPOの活動、行政や企業と連携した事業によって美しい自然環境が再生されていくと良いと思いました。 |
| 10 | 今まで私はNPOやNGOについて懐疑的な目で観ていたが、それについて改めざるを得なければならないと思った。 今回に限らず、今までの特別講義でも、たびたび耳に入ってきた「循環型の実現」という言葉だが、企業主導で行おうとすると、結局はかけ声倒れになってしまうのではないかと思っていた。それは企業主導=売名と短絡的に考えてしまう人が必ず出現するからだ。宣伝というならともかく売名というとどうしてもマイナスのイメージしか浮かばない。そんな時のためにNPOが普段から活動することで循環型社会の実点について市民も理解してくれれば企業主導で行う時でも決して売名のイメージを浮かべることなく、好意的に参加してくれると思う。 企業と市民の架け橋となってくれるNPOの存在意義を今回の講義であらためて確認した アサザ基金のようなNPOが増えてくれれば循環型社会の実現がより加速的に進むと思う。 |
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事業の中心に団体がいない。このシステムがネットワーク化と組織間の対等な関係を維持する上で重要な発想だというのを感じた。また、そのネットワークを利用し、環境教育や第一次産業への間接的取り組みも評価できると私は考える。事業においても手を加えるのは必要分だけとし、湖だけでなく山の生態系を取り戻す。「自然を調整する」動きが粗朶の生産によって現れているため、まさに地域の自治的な環境保全を実現している、非営利団体が活動してお金を雇用や教育に回し、行政の財源にほぼ負担をかけていないのも大きい。行政や地域の連携をまとめる新しいNPOの在りかたをこの授業で知ることができて幸いであると思う。 行政は「重い腰」である。かといって地域NPOが、あるいは住民が、ただ環境破壊と叫ぶだけでは結局何にもならない。そこをうまくまとめたアサザ基金が、地域に企業に行政に対し、社会的に経済的に環境的に、大きく貢献した。そこに小学校→コミュニティというNPO戦略が功を奏したのではないかと考える。なかなかできないことを少しずつ進めているということに、このNPOの強みを感じた。課題として、100年計画における 10年ごとの目標の具体的策定(プロセスを含めた)が必要ではないだろうか。 |
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環境問題というのは一部の取り組みだけでは解決できないということが改めてわかった。絶滅しかけている生物を生存させたい川などがあったとして、そこの水を浄化したり、そこに流れ込む水を(汚水であれば)止めるということは、すぐに対策として考えられることであるが、“本来の自然”を復元するには、水系や流域レベルで取り組まなければ、たった一種の生物も残すことはできない。それほどに自然はデリケートなものなのだと知った。 また、良く言われることであるが、長期的、根本的な取り組みでなければ環境問題は解決できない。そして長期的に、また大規模に取り組むためには、企業だけでなく、また、行政だけでなく、消費者も関わるものでなければならない。そして、それは環境浄化のための運動だけでなく、消費行動にも反映されねばならない。このように、広域に、長期的に、システム全体の再構築にまで深く根付いた活動をしているこのNPOの活動は、これからの環境対策への良い手本となると思った。 |
| ●当内容の掲載については明治大学経営学部教授から許可を頂いております。 | |