特定非営利活動法人アサザ基金 概要


1.設立経緯

 特定非営利活動法人アサザ基金は、霞ヶ浦北浦流域のネットワーク組織である「霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議」の一事業部門として1999年に設立された。「霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議」は1981年に設立され、現在14の団体と50名の個人会員によって運営されている。学校、漁協、森林組合、生協、農業団体、自然保護団体、企業などの様々な分野の組織が参加し、ローカルアジェンダ、各種の条例案、政策提言などを行うと同時に、霞ヶ浦とその流域での環境調査を実施してきた。

 1995年から現在までは、流域の多様な組織が連携して進める「アサザプロジェクト」を進めてきた。この「アサザプロジェクト」は湖の再生事業であると同時に、地域振興や地域ぐるみの環境学習プログラムとしても機能している。流域の170の小学校、企業、一般市民を含む10万人がアサザの里親制度や湖岸植生帯の復元事業などに参加。小中学校への環境教育プログラムの提供も行っている。

 「アサザプロジェクト」は、1998年版環境白書で「住民による源流から湖までトータルできめ細かな流域管理を目指す先進的事例」として紹介された。同年版の建設白書でも「市民の提案による公共事業]として紹介されている。2004年版国民生活白書では「環境を守る市民による公共事業」として再び紹介された。

 白書以外では、2002年国連地球サミットにおけるジャパンレポートにて日本を代表する先進的取り組みとして紹介されている。

1995年 「霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議」の一事業部門として、アサザプロジェクトを推進する目的で、アサザ基金を設立。
1999年 特定非営利活動(NPO)法人としてアサザ基金が認可される(茨城県生文指令第36号認可)。
1999年9月 アサザプロジェクトに参加する自営業、企業関係者により、流域の森林保全を行う任意団体「霞ヶ浦粗朶組合」設立。
※アサザプロジェクトと一体化した産業の育成によって、流域全体を視野に入れた森林保全と同時に、雇用の創出等の実現を目指す。
2001年6月 有限会社粗朶組合設立
 
2.主な業務実績

1998年 水郷トンボ公園ビオトープ設計および管理計画立案(旧建設省)
1999年 学校ビオトープ(トンボ池ネットワーク)設計(旧潮来町)
山王川植生浄化施設ビオトープ化補修工事設計(旧建設省)
石岡市山王川排水対策モデル事業設計・事業間調整(石岡市)
2000年 潮来市自然環境マップ(秋冬編)作成事業(〜2002年 潮来市)
霞ヶ浦アサザ保護育成業務(〜継続 国土交通省)
2001年 つくば市立上郷小学校ビオトープ設置委託業務(つくば市立上郷小学校)
2002年 潮来市須賀曲松下動植物実態調査(〜2004年 潮来市)
2003年 ITを活用した学校ビオトープネットワークによる流域管理システムの共同開発事業(〜継続 日本電気株式会社)
2004年 潮来市立牛堀中学校ビオトープ設置委託業務(潮来市)
潮来市自然環境マップ(春夏版)作成のための基礎調査(潮来市)
うしく人と河童が出会うまちづくり事業(文部科学省)
企業との協働による谷津田復元と保全(NEC)
    
2005年
生きものの道地球儀プロジェクト
外来魚の魚粉化プロジェクト
損保ジャパンCSOラーニング制度(損保ジャパン環境財団)
衛生画像情報を利用した市民による自然再生と地域社会再生のためのリテラシィ普及(科学技術振興機構)
 
3.受賞歴 
2000年3月 第1回明日への環境賞(朝日新聞社主催)
2000年6月 第2回日本水大賞市民活動賞(霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議の時代に受賞)
2001年11月 ふるさとづくり賞内閣官房長官賞
2002年3月 第7回環境水俣賞(水俣市主催)
2004年6月 日本の里地里山30保全活動コンテスト(読売新聞社主催)
2005年6月 環境パートナーシップ賞(パートナーシップサポートセンター)
2005年8月 コカコーラ環境教育賞(コカコーラ環境財団)
2005年9月 愛・地球賞Global 100 Eco-Tech Awards(財2005年日本国際博覧会協会)
2005年10月 北九州市環境奨励賞
 

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