湖と森を結ぶアサザプロジェクト 大きいケロちゃん 中くらいのケロちゃん 小さいケロちゃん

 6月5日のアルバム / 
田植えから20日が過ぎました。近況をお知らせします。田んぼは、1回目のあぜ道の草刈りを終え、すっきえりしました。稲は一目見て差がわかるほど大きくなってきました。皆さんのお宅の「ミニ田んぼ」の方はいかがですか?田んぼには、どんどんいろいろな生きものたちが集まってきています。ニホンアマガエル、ニホンアカガエル、ヒメゲンゴロウ・・・。もうおなじみのジムグリも水路の脇でオタマジャクシをねらっています。あと一月もすると、あの大きなオニヤンマが水路の上を飛ぶ姿が見れることでしょう。懸案のヘイケボタルもその頃です。果たして如何に。6/4に田んぼの水を水質調査しました。驚くほど良い水質であることがわかりました。結果は後半にて。



【1】深緑の森に囲まれた田んぼは、まさに夏到来。田んぼの稲も大きくなり緑が濃くなりました。梅雨入り前の夏の日差しを浴びています。



【2】苗はどんどん葉をのばし、早いものでは株元から新しい茎が2本伸びてきました。
この株分かれの現象を「分けつ(蘖)」といいます。稲は分けつを繰り返して株そのものをどんどん大きくしていきます。



【3】最後の差し苗をしました。こどもたちの泥遊び場跡に20日遅れの「プチ田植え」です。旧来の田植えはこの時期に行うのが本当です。昔ながらの田植えスケジュールに合わせる実験でもあります。3種類の古代米の見本園も作りました。苗の葉の色形や草丈、出てくる穂が全く違いますので、お楽しみに。



【4】夕方の田んぼがみせる一瞬の輝きです



【5】株にかくれるようにニホンアマガエルが一匹。大きな声の主は彼でした。のどを大きく膨らませ、不似合いな程の大きな声でゲ、ゲ、ゲ、ゲ、ゲ・・・と鳴いています。



【6】こちらはゆうゆうと泳いでいたニホンアカガエル。



【7】ヒメゲンゴロウが水の輪を描きます。



【8】田んぼの水をパックテスト(簡易水質検査)で水質を調べました。なんと、予想もしていないほど良い水質でした。(後述)
台地の上は畑や住宅地となっているのですが・・・。むしろこの水では、水からの栄養の供給は全く期待できません。



【9】同時に山王川の河口で水質を調べました。
あまりに汚れているので、しばしいぶかる二人です。
「どうしてあの水が、たった2km足らずの間に
こんな水になってしまうんだろう・・・」



【10】これがパックテスト。環境の活動をされている方なら一度は使ったことがあるかもしれません。プラスチック管の中の薬剤に、吸い入れた水を反応させて現れた色を比較する検査方法です。写真は山王川河口の硝酸態チッ素の測定結果です。

<各項目について>
[ph]7が中性、数字が大きいとアルカリ性です。(例:食酢は4、石けん水は10)

[COD] 水中の有機物の総量に関連した数値です。水中の微生物等も含まれるので、必ずしも数値が大きいと水質が悪い、という訳では有りません。

[硝酸態窒素] 硝酸イオン:NO3(-)の形で含まれている窒素の量です
[亜硝酸態窒素] 亜硝酸イオン:NO2(+)の形で含まれている窒素の量です
[アンモニア態窒素] アンモニアイオン:NH4(+)の形で含まれている窒素の量です。一般に屎尿などから排出された窒素はまずはアンモニアとなり、バクテリアの作用で アンモニア→亜硝酸→硝酸と変化します(硝化作用)。更にバクテリアの作用が進むと窒素に戻ります(脱窒作用)

[リン酸態リン]リン酸イオン:PxOy(α-))の形で含まれるのリンの量です。水中のリンは、ほとんどリン酸の形で存在します。


6/4 16:30   気温26.5度
 
(1)北ノ入池堤下   水温19.5度
ph       7.2
COD       11   mg/L
硝酸態窒素    0.7   mg/L
亜硝酸態窒素   0.02  mg/L
アンモニア態窒素 0.3  mg/L
リン酸態リン   0.06  mg/L以下
 
(2)イッペイ池谷津出口 水温16度
ph       7.0
COD        7   mg/L
硝酸態窒素    0.7   mg/L
亜硝酸態窒素   0.006  mg/L以下
アンモニア態窒素 0.3  mg/L
リン酸態リン   0.06  mg/L以下
 
(3)田んぼ水路出口   水温21度
ph       7.2
COD       12   mg/L
硝酸態窒素    0.46  mg/L
亜硝酸態窒素   0.015  mg/L
アンモニア態窒素 0.3  mg/L
リン酸態リン   0.06  mg/L以下
 
(4)山王川河口    水温22.5度
ph       7.8
COD        8   mg/L
硝酸態窒素    2.0   mg/L
亜硝酸態窒素   0.04  mg/L
アンモニア態窒素 0.5  mg/L
リン酸態リン   0.33  mg/L
 
イッペイ池の谷津の水が最も良い水質を示しています。
しかも水温がかなり低い!夏はイッペイ池の下で涼めそうです。
田んぼ水路のCODが高いですが、田んぼとしては異常な値ではありません。
まだ生活雑排水が多く流れこむ山王川は、実にいただけない水質です。
それでも元気に魚が泳いでいます。
 

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