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〔04/08〕古関裕而と霞ヶ浦


分類: 〔04/08〕上野と常磐線 地域: 東京都
(登録日: 2005/02/20 更新日: 2021/01/03)

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撮影日: 2004/08/09 東京都


『若鷲の歌』


霞ヶ浦との関わりで言うと、作曲家・古関裕而については一言、触れないわけにはいきません。というのも、予科練(土浦航空隊)を歌った『若鷲の歌』の作曲者に他ならないからです。霞ヶ浦で訓練した数多くの航空兵が戦場に散っていきました。「予科練いいとこ」をPRした戦時中のプロパガンダ映画『決戦の大空へ』(1943年)は、今となっては劇映画という性格を超え、当時の予科練の様子を今日に伝える貴重な記録映像です。もう一つ忘れがたいのはその主題歌の存在。悲壮感溢れる主題歌の『若鷲の歌』は、戦時の体験世代にとっては当時の記憶と共にあることでしょう。この曲によって、予科練に志願し戦場へ散っていった人も多かったのかもしれません。この日のコンサートは、国民歌謡〜ラジオ歌謡、というカテゴリーの選曲のためプログラムには挙がりませんでしたが、古関裕而といえば『若鷲の歌』というぐらいに古関の代表曲です。藍川由美によると、古関裕而の戦時歌謡は、いわゆる軍歌ではなく、大衆の心を代弁し癒した大衆音楽、「民族音楽」であると言います。これはまた大胆な価値観の転換の提案です。歴史的に既にプロパガンダとして大きな役割を果たしてしまった歌を真っ新にして聞き直すことは普通の人には難しいかもしれません。
 

『決戦の大空へ』


当時大ヒットし後世に歌い継がれたのは『若鷲の歌』でした。映画と同じタイトルの主題歌『決戦の大空へ』は殆ど知られていません。各番の最後に「♪土浦魂」という言葉が出てきます。私がこの曲を知ったのはCD『「栄冠は君に輝く」〜古関裕而作品集/藍川由美』に収録されていたからです。古関裕而は数々の応援歌の作曲家としても著名で、このアルバムの半分ぐらいはいわゆるスポーツの応援歌です。「紺碧の空」。この有名な早稲田の応援歌が古関の作曲と知り驚きました。それから「六甲颪」(「大阪タイガースの歌」、後に「阪神タイガースの歌」)など。面白いことに巨人軍、阪神タイガースの応援歌を同じ作曲家が提供をしているわけです。同様に早稲田大学と慶應義塾大学の応援歌も。面白いことに『決戦の大空へ』を聞くと、これらのスポーツ応援歌と何も変わらない。音楽的にはその差異はないのであると言うことができます。これは大きな発見でした。
 

『利根の舟唄』


余談ながら古関裕而は、『若鷲の歌』よりも10年も前の1933年、『利根の舟唄』という、ローカリティーのある叙情的な歌謡曲を作曲しています。松平晃が歌いました。「♪夢の浮島 情けの出島…」という一節があります。「利根」と称していますが、緩やかに水郷を織り込んだもので、浮島は霞ヶ浦、出島は常陸利根川〜横利根川〜与田浦の辺りであることは言うまでもありません。
 

映像クリップ

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