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「〔15/09〕変わりゆく県南」について


分類: 〔15/09〕変わりゆく県南 地域: 茨城県南
(登録日: 2016/09/04 更新日: 2024/04/07)

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撮影日: 2015/09/20


つくばエクスプレス開業による地域の変貌


2015年の秋、意識的に県南地域、とりわけTX(つくばエクスプレス)沿線をめぐり、地域の変貌の様を見聞しました。

筑波研究学園都市が建設されたのは1970年代のことです。私が高校生の頃(1975〜1977年)は学園都市は造成中でした。筑波研究学園都市は、わが国において都市計画されて建設された希有な都市です。早いものでそれから40年近くが経ち、建設当時、現代的・先進的であった建物もまた40年の年輪を刻んだものとなり、様式的にも古くさく感じられるものとなっています。近年開発が著しいのが、TX沿線です。とりわけTXの研究学園駅周辺は大規模店舗イーアスをはじめ、つくば市役所などが立ち並ぶ新たな中心市街地と化してきました。TX沿線の開発範囲は茨城県内では守谷市以北の広大なエリアになります。それらのエリアを順繰りにめぐっていきます。
 

変わりゆく県南をどう見つめるか


☆〔04/03〕初春の霞ヶ浦、開業まであと1年のTX

「県南の変貌」を予感できたのは言うまでもなくTX(つくばエクスレス)の開通です。長い間、常磐新線の建設が待望され、「つくばエクスプレス」に名称が決まり、沿線の総合的な開発が計画されました。鉄道も駅も都市もまだ建設途上にあった2004年3月、TX沿線を探訪したのが上記の記録です。

2005年8月、TXは営業を開始し、私個人は2005年9月、初めてTXで秋葉原からつくばまで乗ってみました。

それ以来、2015年9月で10年が経過したことになります。十年一昔とはよく言ったものです。TX沿線は10年経過してやっとマンションや商業施設の建設、宅地造成や道路整備が本格化してきました。10年経ってやっとこの程度か、というのが正直な感想です。また、これだけ大量の不動産を新たに創出しながら、これらが売れるのだろうか、今後ともそれだけの不動産需要があるのだろうかと思います。
 

常総という地域


TX沿線の地域は一言で言うと「常総」です。つまり常陸国と下総国が隣接し、茨城県となったエリア。取手市、守谷市、常総市、つくばみらい市が該当します。そして常総地域に隣接するTXの終点、つくば市。

この地域は、平坦な台地と河川沿いの低地が入り組む地形に特色があります。首都圏の拡大、TXの建設に伴う新たな都市化により、都市部、宅地は台地の上に造成されました。GoogleMapsの航空写真でみるとこの状況がはっきりとわかります。

常総地域は台地か低地かがはっきりとしています。低地は鬼怒川と小貝川に挟まれた水との共生地域です。低地に市街地はあまりなく水海道と石下の市街が例外的に存在しています。2015年9月、鬼怒川の堤防決壊により水海道と石下の地区が洪水の被害を受ける痛々しい出来事が起きました。こうした状況からも台地に都市が開発されるのは望ましいことながら、これらの新たに形成されつつある都市は本当に望ましいものだろうか、という疑問が同時に湧いてきます。そうしたことも含め、現地をめぐりながらその確認をしたい、というのがこの企画のそもそものねらいです。
 
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