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【平成15年度 テーマ「里山の自然再生と保全について」】 |
| <趣旨> |
平成14年度策定された新生物多様性国家戦略では、再生と保全とは重要な位置をしめているものの、その現実が直面している諸問題については具体的にほとんど知られていません。そのため、その現実をつぶさに体験する場としてフィールドスタディが企画されました。 |
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| <内容> 全行程は8月31日〜9月3日で、自然再生については霞ヶ浦市民協会でフィールドスタディを行い、宍塚では里山の保全について、「里山自然の生態系(保全管理)」と「市民活動」の二つの視点で実施しました。 |
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9月1日 14:00〜17:30 |
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・観察会「宍塚の自然観察と里山の暮らしの跡(歴史)を訪ねて
里山の自然観察と、集落、歴史の深い社寺、上高津貝塚などをまわり、縄文時代からの当地の村のなりたち、歴史・文化にふれる観察会を実施しました。
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9月2日8:30〜17:30 |
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・保全・管理作業体験「林の下草刈りと堆肥つみ」、
縄文の森の下草を手刈りし、その刈草を堆肥に積むというという草刈り〜堆肥づくり(鶏糞とヌカと水をかけて踏む)の一連の作業を体験してもらいました。昼食は野草摘みをし、野草料理とふれあい農園の野菜を使った料理を楽しみました。
・意見交換会「里山保全活動の未来について」
会員、学生が集い、2日間の感想発表と意見交換会を行いました。
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<法政大学
から> |
大学の授業の一環(2単位)として位置づけられているフィールドスタディですが、学生が野外で勉強できる場所はそういくつもあるわけではありません。場所はあっても受け入れ態勢やサポート体制がととのっていなかったりといったケースがままあります。
法政大学人間環境学部は自然科学系ではなく、どちらかというと社会科学系が授業の中心です。しかし、環境問題は自然科学を抜きに語れるわけでもなく、自然環境と社会環境の双方を同時に視野にいれながら環境問題を理解してもらいたい、といったねらいで出来た学部です。そうした意味ではフィールドスタディの位置づけは極めて重要だと思われます。
あまり自然と接触のなかったり自然を楽しみの対象としか考えていない今日の大学生たちにとっては、宍塚や霞ヶ浦などの自然環境はまとない勉強のできる環境です。宍塚は保全が問題となり、霞ヶ浦は再生が課題となっております。新生物多様性国家戦略でも、再生と保全とは重要な位置をしめていることはいうまでもありません。しかし、再生にしろ保全にしろ、その現実が直面している諸問題については具体的にほとんど知られておりません。その現実をつぶさに体験(単なる情報ではなく、実体験として)したもらうことは、したがって極めて意味のある学習ではないかと思います。小学生たちが宍塚の自然に触れることで学べる環境問題とはまた異質の学びが大学生たちにはきっとあるように思われます。
そのような意図で今回のフィードスタディをお願いした次第です。とはいえ、ただ難しいだけの話では、難しさや困難さだけが参加する学生たちに伝わってしまうので、そこに楽しさを見つけ出せたらと思っております。
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| <感想> |
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自然保護に関心があり、大学生活を送ってきたが里山には今まで大して興味を覚えなかった。広範囲な森林群の雄大な風景は守るべきと考えられるのであるが、身近にある林の保護には目がいかなかったのが実情であった。しかし、今回このような里山保全に関わる人たちの熱心な活動、そして実際に里山を歩き、見て回るうちに住宅地、市街地から近くにありながら十分に魅力のあるこの土地は多くの人に必要な場としての役割ではないか、緑に触れにくい現代社会で自然の豊かさや楽しさを学ぶ場としての重要さを持っていることを感じ取ることが出来た。
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二日間にわたる宍塚での体験、とても楽しむことが出来ました。会の方の表情から活動することの意義、楽しさというのが伝わってきました。また谷津田(里山)での生物、特に昆虫の数、種類の多さには驚かされました。子どもがあそびながら学習することの出来る空間がそこにありました。今回の体験を通して、今まで以上に里山に対する関心が高まったのともに、すばらしい景観をもった食物連鎖の原点ともいえる里山を守るための活動を行っていきたいなと思った。
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宍塚の里山保全の体験学習について
昨日は里山を歩き、今日のための事前学習ができて本当に良かったと思いました。やはり、突然里山に来て何も知識のないままよりも里山のことを少しでも理解し、行動に移せた今日一日の活動が貴重は体験になりました。また自分なりに活動しながら楽しかったことはふれあい農園でいただいた野菜のおいしかったことや自分たちの足を運ぶことでさまざまな発見ができ、本当に体験学習は身をもって感じることで地元の方々とのコミュニケーションづくりのきっかけになれました。人と人との和はどのようなことで生まれるのか改めて感慨深いと感じ、いい収穫を得ることができました。このことによってますますフィールドワークをしてみたいと思いました。 |