宍塚―不法投棄の山のゴミ拾い

舟木賢徳

ちょうど1年ぶりとなる、アースデイの一環で行われた4月14日(日曜)のごみ拾い。集合場所の時代亭の駐車場には、観察路のごみ拾いを担当したカブスカウトの子供達9名と大人達9名、及び鎌倉街道を担当した和佐田、内田、関谷、久保木、福島、大木、志村、志村(松)の各氏、佐々木氏の可愛いいお嬢様梓氏。火工への山道を担当したのは、屈強の和田と佐々木、実は力自慢のうら若き小関と北村、及び髪の毛が白いのを少し気にしている舟木の各氏である。

 火工担当の我々は、土浦学園線の火工への入り口から少し山道に入った脇の谷からごみ拾いを始めた。ごみが少し姿を見せていたので、引っ張り挙げてみたら、なんと2mの長さのプラスチックのパルプ5、6本やさびついたフィルターの残骸が何個も出てきた。氷山の一角とはこのことよ。和田さんの見立てでは、化学物質を使用した後のものなので、触らない方が良いとの忠告で、一部片づけていない所もある。なんと注射器も出てきた。市民が片付けるにはちと持て余す。行政がするものと、市民ができるごみ拾いと、分けた方が良いであろう。怪我に備えて保険も必要かもしれない。その他、長い農業用マルチのビニールがずるずると何枚も出てくるわ、プラスチック、コンクリートの塊、陶器のかけらと、何でも有りだ。今回のごみ拾いは、ほんの一部を拾いあげた程度である。

 宍塚全体の不法投棄を片付けるには、年間計画を立てて取り組まないと、片付かないだろう。そして、せっかく拾って見ても、また1年経ってみたら同じように不法投棄の山では策がない。

 ごみは車で運び込むので、車の進入口に、扉を作り、関係者のみ開けられる鍵を作ってはどうか。土浦市から予算をもらって、我々の手で、進入口の扉を作っても良い。何しろ、不法投棄する人の「捨て得」にならないようにしなくては。夜間パトロールも必要だろう。今回のごみ拾いは総計約6dであった。


私が言いたかったこと

佐々木哲美

 会のゴミ拾いの行事は着実に成果が上がって満足していること。宍塚の里山からゴミがなくなる日が近いと希望の光が見えてきたこと。

 4〜5年前に鎌倉街道の三角広場から南に少し行った斜面にゴミをトラックで4〜5台捨てられたことがある。会では、捨てた人を特定する証拠品を持って、捨てられた地権者の名前も調べて、土浦市にお願いに行った。

 その時、市役所に言われことは、ゴミを片付ける責任は、まず(1)ゴミを捨てた人、その次に(2)ゴミを捨てられた人にある。それでも解決しない時には、市民生活を守るために(3)行政が警察などに確認して処理すると言われた。ゴミはしばらくして土浦市で片付けてくれた。

 その翌年に、ほぼ同じ場所に、またゴミをトラック2〜3台捨てられた。これは、会のゴミ拾い行事の時、斜面から上に上げて、土浦市に持っていってもらった。それ以来、積極的に不法投棄と思われる冷蔵庫や洗濯機などの粗大ゴミを片付けるようになった。それ以前は、道路から見える空き缶やそれほど大きくないゴミを拾っていた(記憶ちがいでなかったら・・・)。勝手に片付けているが、今日までゴミを捨てた人にも、捨てられた人にも苦情を言われたことはない。最近、会のゴミ拾いに土浦市も積極的に協力してくれるようになったような気がする。

 昨年、初めて花火工場側の粗大ゴミに手をつけた。男の人が5〜6人で花火工場敷地後をトラック5台分ほど片付けた。今年確認したら、昨年片付けた場所に見事に捨てられていた。明らかに業者が捨てたと思われる廃棄物がトラック2〜3台分あった。

 昨年は、奥まった場所から相当引っ張り出し、苦労したが、今回捨てられた場所は手前のほうで片付けやすい(しかし、今回は時間がなくて片付けられなかった)。

 今年片付けた場所は、学園線から花火工場跡に行く途中の道路の斜面下である。昨年まで、あまりのひどさに気後れして、手をつけられないでいた場所であった。


土浦市(環境衛生課)が回収する

 会が集めたゴミは、土浦市環境衛生課の職員によって回収され処分場へ。特に土浦学園線から土浦火工に向かう市道の道沿いのゴミ、旧火工の敷地のゴミは大量で8人の職員が二日掛りで回収したと、後日、市の職員から聞いた。旧火工敷地は、再度不法投棄が行なわれないよう入り口にバリケードも築かれた。環境衛生課のみなさん、仕事とは言え本当にご苦労様でした。

 火工に向かう市道の入り口に車止めを作ったら、市道、火工など一帯の不法投棄が防げるのではないだろうか。
及川

五斗蒔だより2002/5掲載


宍塚の自然と歴史の会