田んぼ塾

身近な自然環境の保全のために、2つのプロジェクトがスタートしました。(1999年)

環境保全に関心のある 市民と地権者が協力して進める 初めての試みです。 

「田んぼ塾」はその一つです。谷津田の農作業を学習し保全を考えましょう。
( もう一つは「宍塚米オーナー制度」です。 市民が出資し谷津田のオーナーになります )

1、目的
(1) 大池谷津田の現状分析とその保全方法を検討する。田んぼの保全から里山の保全を構想する。
(2) 米を耕作している大池谷津田の半溜と内谷津にある田んぼについては、地権者の協力を得ながら農作業を実体験(学習)する。

2.田んぼ塾の体制
 会員、オーナー、市民を対象とします。どなたも参加できます。(塾生は随時参加できる。継続することが望ましい。) 塾長: 事務方:塾生:顧問:を決めて行います川、和佐田<姓のみ>

3、稲作りについて
減反休耕田のため、稲作は援助米とする。生産目的としない合法的な稲作り。援助米以外に青刈りその他可能性を追求する。行政等はたらきかける。現段階での援助米以外の米作りは以下の通り
○古代米の見本園
○しめ縄用
○ドライフラワー用に青刈り
○稲のお絵かき - シシツカサシバの里

4、田んぼ塾が対象とする田んぼについて
 A.稲を作っている田んぼ
 B.1〜2年休耕している田んぼ(すぐ稲作可能)
 C.休耕放置されている田んぼ(セイタカアワダチソウや木が繁茂している。イネ作りに数年以上かかる)
 D.会が草刈りしている田んぼ(米以外野菜など栽培可能な部分がある)

 上記4種類の田んぼの内 A.は、田んぼとしての機能を果たしている。 田んぼB.C.D.は、イネ作りのため、あるいはイネ作り以外に里山の自然を維持する観点からその有効利用をそれぞれ個別に検討する。

5.田んぼ塾年間のスケジュール 第4土曜日1:30〜16:00
1、 田んぼ塾の田んぼ以外に休耕田の草刈り等、谷津田の生き物の保全、ハンノキのある池のような湿生植物とカエルの産卵成育の場つくりも行なう。休耕田の草刈は昨年暮れに行った。
2、 ハンノキのある池周辺の草刈り、池作り、溝掘りは昨年末、年始に行った。(、松下、土
3、イネつくりの栽培暦(こよみ)を3月中に決定し塾生に徹底する。 
(参考:2002年実績 )
第3期1回      2月    用水路の清掃整備        さわやか隊、ふれあい農園合同作業
第3期2回      3月    畔つくり、溝つくり、畦畔板設置等        田お越し、代掻き−地元農家協働
第3期3回      4月    苗床作りと種まき        苗床種蒔―地元農家協働
第3期4回      5月    田植え、生物調査        田植え(イベント)手植え
第3期5回      6月    除草と水管理、 生物調査 田んぼの生き物観察会(イベント)
第3期6回      7月    除草と水管理、生物調査  手押し除草機を使う
第3期7回      8月    除草と水管理、生物調査  手押し除草機を使う
第3期8回      9月    稲刈り、生物調査        稲刈り(イベント)はざ掛け天日干し
第3期9回      10月  稲かり、脱穀    脱穀(イベント)足踏み脱穀機
第3期10回    11月  米オーナー発送作業      収穫祭(イベント)
第3期11回    12月  まとめと展望 


   2003年までのさぎょうにっき   ● フードバンクに米寄付(2003/5/3)   ● 案山子(カカシ)が出来ました(2002/9)   ● 2001年までの活動

宍塚の里山保全を実現するには多くの方々が宍塚の価値を知ることから始まると、そのために様々な試みを続けているわけです。Tさんの発案で今年の田んぼ塾は「サシバのさと」の稲文字が浮き出てくる隠し文字を田んぼ塾の一部に作りました。9月中旬、「日本晴」が黄金色に実った中に、「緑米」の黒い稲文字が見事に浮き出てきました。その近くには背の高い古代米の「阿波赤米」、「神丹穂」の穂が真紅、薄紅に染まり風にそよいでいます。案山子が番でもしているかのように田のあちこちにユーモラスな格好で立っています。
 この楽しい田んぼを多くの人に見て欲しいと土浦記者クラブ、ACCS筑波ケーブルテレビ、土浦ケーブルテレビ、常陽リビング等に伝えました。・・・・しかし、人がどっとやって来た時のことを考えると不安もよぎります。宍塚のことをほとんど知らない人が野の花を摘み、カエルやチョウを平気で捕まえて・・・踏み荒らす事への痛みを感じることもなく、自分さえよければいい、一時楽しめばいい・・・・いつもこの現実に悩みなたら伝えています。
 宍塚の豊かな環境を保つためには、里山の付き合い方を伝えなければ失われていくばかりです。里山は人様の土地であることも伝えなければなりません。
 皆様なるべく大池に行きましょう。そして出合った人誰に宍塚のこと伝えましょう。豊かな形で里山の保全が実現する事を願って。(2002/10)


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