猿島板東三十三札所巡り

(一)

一番 関宿 福寿院・十一面観音
「ふだらくや のちのよたのむ だいひさん つみもさわりも きゆるかねのね」

福寿院・・・千葉県関宿町台町350       真言宗豊山   0298-52-2304 

由来 五百数十年前の開山という。関宿地区の寺院としては最も古いものといわれる。法印永池の開山。関宿城主の祈願寺として、不動三尊を祀る。城主久世氏の祈願仏として十一面観音を祀る。享保年中、猿島板東三十三霊場を開設するに当たって城主祈願寺の福寿院を一番とした。本堂は安政五年(1858)の建立。

七番 志鳥 般若院・聖観音
「みなひとの たのみをかくる はんにゃいん つみもさわりも とぶとりのあと」

般若院・・・茨城県境町志鳥1024           真言宗豊山   0280-92-0768

由来 本尊は地蔵菩薩。観音様は聖観音で手なし観音と呼ばれ、町指定の文化財に指定されています。

                                                  

二番 関宿 大悲院・聖観音
「みほとけの ちかひもふかき だいひいん せんじゅのみてに もるるひとなし」

福寿院・・・千葉県関宿町台町309        浄土宗    0471-96-1424

由来 浄土宗の学僧幡随意上人が諸国修行の折り、有縁の地として関宿に天正6年開山する。

八番 仁連 東漸寺・十一面観音
「十二じや かねのひびきは とうぜんじ あらたにきゆる ろくこんのつみ」

東漸寺・・・茨城県三和町仁連126           真言宗豊山   0280-76-1650

由来 この寺は天平十一年(739)初夏、鑑真和尚戒壇の地、下野国河内郡薬師寺より像丈三尺三寸の立像を背負ってこの地に安置されたのが開創である。

三番 境 吉祥院・十一面観音
「えどをいとひ じょうどにかのふ どうぜんいん さかへのかはを わたるひちびと」

吉祥院・・・茨城県境町新吉町974       真言宗豊山    0280-87-0135

由来 興国4年(1343)相州鎌倉雪の下より移転

九番 山田 久昌院・千手観音
「やまたもる そうずのこえは みょうほうの のりにぞかなう いちじょうのてら」

般若院・・・茨城県三和町山田503          曹洞宗   0280-78-0224

由来 一乗院廃寺後、久昌寺が札所となる。久昌寺は天文十八年(1549)の開創。

四番 塚崎 香取院・聖観音
「はなのには こうのけむりも こうしゅいん みのりのはるに あうぞうれしき」

香取院・・・茨城県境町塚崎2887         真言宗豊山   0280-87-6388

由来 京都智積院末と伝えられる。

十番 谷貝 遍照寺・十一面観音
「あさひさす かがやくのきは へんじょうじ はなのうてなも じょうどなるらん」

遍照寺・・・茨城県三和町谷貝870          天台宗   0280-78-0541

由来 文明三年(1471)の創建と伝えられる。本尊阿弥陀如来は鎌倉時代の作と言われ、町指定の文化財である。

五番 横塚 善福院・聖観音
「よこつかと きけどすぐなる みちのべの くさきもなびく のりのみにはに」

善福院・・・茨城県境町横塚           真言宗豊山   0280-87-2456

由来 

十一番 逆井 常繁寺・千手観音
「ぎゃくえんも もらさですくう さかさいの ほとけのちかひ たのもしきな」

常繁寺・・・茨城県猿島町逆井883          浄土宗   0280-88-1329

由来 

六番 稲尾 妙法寺・千手観音
「いわをうち ながるるみずも みょうほうの にはのいさごも ほとけなるらん」

妙法寺・・・茨城県境町稲尾           真言宗豊山   0280-87-1690

由来 

十二番 町山 宝蔵院・十一面観音
「さとをすぎ のはらやまみち わけいりて じげんあらたに おがむほうぞう」

宝蔵院・・・茨城県猿島町町山149         真言宗豊山   0280-88-1729

由来 

猿島板東札所巡り    十三番から二十五番まで