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「〔03/01〕霞ヶ浦・横利根川舟航体験」について

分類: 〔03/01〕霞ヶ浦・横利根川舟航体験
(登録日: 2003/01/08 更新日: 2024/01/17)

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撮影日: 2003/01/02 横利根川


新調査船「がいあII世」号


新調査船「がいあII世」号の慣らし運転に「かすみがうら*ネット」メンバー数名で便乗させていただきました。がいあ船長のホームページは「霞ヶ浦、船、東関東アクアライン」です。旧調査船「がいあ」にはこれまでにも何度か乗せていただき、「マッピング霞ヶ浦*」でも紹介させていただきました。取材したデータ量が多く、まだ一部しか紹介できていないのが残念です。他にも、インターメディア研究会(取材&制作:緒方水那さん)の「旅れぽ・その1」「旅れぽ・その2」にも登場しています。

「がいあII世」は、さらに立派になり、キャビンも付いたので、寒さや強風もしのげるようになりました。霞ヶ浦*の調査にますます活躍されることを期待しないわけにはいきません。
 

「かすみがうら*ネット」の船出を占う旅


「がいあII世」による今回の舟航体験は、市民参加型ネット「かすみがうら*ネット」がこれからどのように船出をするのかを探る船旅という目的もあります。「霞ヶ浦*」をどのように学習するか、何を学習するかは人さまざまなはずです。湖岸から湖に接したり、資料から霞ヶ浦*を知るというアプローチももちろんあるわけですが、霞ヶ浦*を実感するためには、舟航体験にまさるものはありません。私も船に乗ってみて、霞ヶ浦*に対する認識が根っこの部分からがらっと変わりました。「がいあII世」の慣らし運転に同乗された方々から聞いた言葉は、「霞ヶ浦*に触れて感動した」という熱っぽい感動の言葉の数々でした。かつて霞ヶ浦*は、周辺地域を結ぶアクセス路でした。船によって交流する地域。これが霞ヶ浦*沿岸の本来的な社会構造です。交通手段が鉄道、さらには車へとシフトし、その過程で船というこの地域にとって大切な交通手段が失われていきました。現在、航行している船は観光船、調査船、浚渫船、土砂採取船、釣り船などレジャー用の船でしょうか。圧倒的に多いのはレジャー用のはずです。地域のアクセス手段としての船は皆の意識の中から消え去ってしまっています。「がいあII世」に同乗された方々はおそらくその湖の原初的な体験をして認識を新たにされたのでしょう。体験し感動し、そこから大切な何かを発見したり、新たな認識を開いたりすることが学習の真の面白さです。さらにITを活用すれば、その体験や学習の成果をネット上に公開してさらにその情報を人に伝えることができます。そうした可能性を拓いていくのが「かすみがうら*ネット」の活動目的でもありますので、この機会に、同乗した皆さんと今後の「かすみがうら*ネット」の進め方を舟航体験の中から発想し、展開形を導いていくことにしました。
 

今後の展開


舟航を多くの方が体験できるようにコーディネートし、そこから霞ヶ浦*を直に感じてもらい、地域理解、湖の理解に役立ててもらおうという計画を立てようとしているところです。生涯学習活動が「eポートフォリオ」に蓄積され、ネット上にも公開されて、それが社会に対する情報提供になって、体験と情報がインタラクティブに作用しあう、市民主体の生涯学習活動に育っていくとよいと願っています。後日、この構想をさらに具体的な実行計画にして、皆さんをお誘いすることになることでしょう。
 

この日の航行ルート


土浦港→横利根川→横利根閘門→横利根川(引き返し)→潮来港→土浦港というルートに結果的になりました。正月三ヶ日は横利根閘門が閉まっていたこと、この日は昼から風が強くなるため、航行の危険があることから、当初予定していたルートとは異なり、早めに土浦へ引き返すこととなりました。がいあ船長から、船にとって時化はこわいものであることを聞きました。霞ヶ浦のような大きな湖になると時化の度合いも大きく、舟航体験の少ない私などには想像を超えるものがあるようです。そんなことを学ぶ機会ともなりました。
 
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