霞ケ浦は関東平野にあるため、琵琶湖や猪苗代湖など山に囲まれ、背景に山が見える景観の湖とは全く異なる景観を呈します。最大の特色は湖周辺に広がる標高20〜30メートル程度の台地が細く長くある程度の高さを持ったグリーンベルトとなって見えること。それがあまりに単調なため、景観的な特色や魅力などはあまり語られることはなかったのではないかと気づきました。
朝方に遠方に見えた純白の富士山を湖岸から見てみようと沖宿の岬に立ってみたのがこの企画の発端です。富士山は帯状の対岸線に隠れて見えなかったものの、目に見える景観の特色に目が行き、どこが景観美を感じられる地点か、また景観美の対象かをこの機会にチェックしてみようと思い立ちました。
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