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〔97/08〕常陸国分尼寺跡#101

国指定特別史跡 常陸国分尼寺跡

分類: 〔97/08〕石岡・古代都市の面影をたどる 地域: 石岡市若松
(登録日: 1999/12/21 更新日: 2024/04/07)




石岡市若松三丁目・常陸国分尼寺跡




「国指定特別史跡 常陸国分尼寺跡」



  所 在 地     石岡市若松三丁目1番
  特別史跡指定年月日 昭和二十七年三月二十九日

 国分寺・国分尼寺は、天平十三年(七四一)聖武天皇の詔勅により、鎮護国家を祈るため、国ごとに置かれた寺院である。

 国分尼寺は、法華滅罪之寺といい、常住の尼僧一〇名を置き、寺院の財政は、水田一〇町によってまかなわれた。一般に国分尼寺は、国分寺より早く衰退したらしく、今日では、その遺跡すらどこにあるのか不明なものが多い。

 常陸国分尼寺跡は、一直線上に中門跡・金堂跡・講堂跡の礎石群が基壇上にあって保存され、全国的に見ても極めて貴重な遺跡である。昭和四十四年から四次にわたる発掘調査により、各建造物基壇の規模や南大門跡、北方建物跡、西及び北を?る溝跡などが明らかにされている。

 発掘調査で出土した遺物の中には、瓦類や土器などがあるが、瓦類は常陸国分寺跡出土のものと同形のものが多い。また、土器の中では、「法華」の?書銘のある土師器が出土しており、法華滅罪之寺を証明する資料となっている。

 昭和六十年一月
  石岡市教育委員会
  石岡市文化財保護審議会

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