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〔97/08〕舟塚山古墳・箱式石棺01

箱式石棺(舟塚山古墳群第九号墳出土)

分類: 〔97/08〕石岡・古代都市の面影をたどる 地域: 石岡市総社
(登録日: 1999/12/21 更新日: 2024/04/07)




石岡市総社一丁目・石岡小学校




「箱式石棺(舟塚山古墳群第九号墳出土)」



箱式石棺
 (舟塚山古墳群第九号墳出土)

 この石棺は、石岡市北根本六八一番地より、昭和五十一年の発掘調査によって発見されたものである。古墳は、今から約一三〇〇年前のものと推定され、一辺約一三メートルの方形をあらわした古墳で、周囲に幅一・五メートル、深さ六十センチメートルの溝をめぐらしている。

 石棺は、扁平な板石を組み合わせた箱式石棺で、蓋石五枚、側石八枚、妻石ニ枚の計十五枚でつくられており、床石には十五センチメートルの小石を敷きならべている。

 石棺内部には、人骨二体が埋葬されており、初め一体を埋葬し、後にもう一体を埋葬するという追葬の形式がとられていることが確認された。

 関東における箱式石棺の分布をみると、茨城県に最も多く、なかでも霞ヶ浦周辺に濃密な分布をしめしている。年代的には、古墳時代後期(約一五〇〇年前)頃から出現するのであるが、本古墳のように飛鳥、奈良時代に入ってつくられたものの方が、数多くみられる。

 石岡市教育委員会

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